July 07, 2009

7年間で変わったこと、変わらなかったこと

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第221号  2009/7/6 『7年間で変わったこと、変わらなかったこと』

  ▼  まえがき
  ▼  [商品] (1)7年前に開発したショッピングモール
  ▼  [商品] (2)ECサイトの基本機能は7年前と驚くほど変わっていない
  ▼  [商品] (3)農家.comは近年の技術的進化を最大限に利用している
  ▼  [商品] (4)検索エンジンとリスティング広告
  ▼  [商品] (5)開発技術はサービス成功の必要条件の一つに過ぎない



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  まえがき
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農家.com( http://www.nou-ka.com/ )は慶が運営している農家専用の
ショッピングモールです。

今は「山形・新庄果樹園のさくらんぼ」が大好評です。

さくらんぼの注文締切が迫っているので、農家.comを是非ご覧ください。



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[商品] (1)7年前に開発したショッピングモール
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さて、慶がショッピングモールを開発したのは、実は今回が初めて
ではありません。

7年前に「anycode」というショッピングモールを開発しました。
(最初は受託開発でしたが、事情があって、途中からkcodeと改称し、
自社サービスとして開発しました。)

雑誌やテレビなどで紹介された商品に特定のコード(anycode)を割り当て、
ユーザがanycodeサイトにアクセスし、そのコードを入力するだけで
該当商品を購入できるというサービスでした。

当時においては携帯電話3キャリアに対応した先進的なサービスでした。

anycodeの詳細については、「新航海術の補足ブログ」の下記の記事を
参照してください。

 [新航海術の補足]anycode
 http://www.gamou.jp/comment/2009/07/anycode.html



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[商品] (2)ECサイトの基本機能は7年前と驚くほど変わっていない
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anycodeのオープンは2002年3月、農家.comのオープンは2009年6月。
その間、7年。

しかし、ショッピングサイトに求められる基本機能は、驚くほど
変わっていません。

検索、会員登録、ショッピングカート、注文、確認メール、
携帯電話対応・・・等、全てanycodeで既に実現されています。


技術面でもWebアプリケーションの基本的な動きは全く変わっていません。



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[商品] (3)農家.comは近年の技術的進化を最大限に利用している
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しかし、当然のことながら、違いもあります。

この7年間に起きた大きな技術的進化は次の3点でしょう。

・強力なフレームワークの登場
・Ajax
・優れたソフトウェア部品の充実


農家.comはこれらの技術的成果を最大限に活用しています。

この3点について書き出すと長くなるので、新航海術の補足ブログの
下記の記事を参照してください。

 [新航海術の補足]農家.comで用いられている技術
 http://www.gamou.jp/comment/2009/07/com-b4a0.html



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[商品] (4)検索エンジンとリスティング広告
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しかし、この7年間では、開発技術の進化もさることながら、サイトを
取り巻く外部環境の変化の方が大きいのではないでしょうか。

例えば、anycodeではユーザをサイトに誘導するために、他メディアと
商品コードが必要でした。

しかし、今ではユーザは、検索エンジンとリスティング広告で誘導
されます。

検索エンジンがメディアとなり、検索キーワード自体が「anycode」と
なってしまったのです。


(もっと重大な外部環境の変化は「低価格化・短納期化圧力」ですが、
テーマが大きすぎるので、ここでは論じません。)



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[商品] (5)開発技術はサービス成功の必要条件の一つに過ぎない
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第220号「農家.com」で、冬の時代の慶の戦略は次の3点だと述べました。

(A)まず既存のビジネスをしっかりと
(B)基幹系に食い込む
(C)自社サービスを立ち上げる

詳細は下記の記事を参照してください。

 [新航海術の補足ブログ]冬の時代の慶の戦略
 http://www.gamou.jp/comment/2009/06/post-a6f0.html
 

「(C)自社サービス」は、極めて限られた予算・人数で開発しなければ
ならなりません。
したがって、最も生産効率が高い開発技術を採用していきます。

しかし、開発技術は自社サービスを成功させるための必要条件の一つに
過ぎません。

成功は、様々な「才能」「情熱」「努力」、そして、「偶然」の複合に
よって達成されます。

7年前も今も・・・。



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June 17, 2009

農家.com

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第220号  2009/6/17 『農家.com』
  ▼  まえがき
  ▼  [商品] (1)山形・新庄果樹園のさくらんぼがおすすめ!!
  ▼  [商品] (2)農家.comを開発した理由
  ▼  [商品] (3)農家.com自体の売上、そして、本業への良い影響
  ▼  [商品] (4)他社から“一歩抜きん出る”ための中小企業広報術

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  まえがき
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蒲生嘉達(がもうよしさと)です。

本日は、慶が「農家.com」を開発した理由について話します。

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[商品] (1)山形・新庄果樹園のさくらんぼがおすすめ!!
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慶が開発・運用している「農家.com」が本稼動しました。
農家.comはインターネット上の農家専用のショッピングモールです。

 農家.com: http://www.nou-ka.com/
 プレスリリース:http://release.vfactory.jp/release/34199.html

6月から7月初旬までの目玉は「山形・新庄果樹園のさくらんぼ」です。

盆地で寒暖の差が大きい新庄市は、果物の栽培に適しており、
生産者は味に絶対の自信を持っております。

ご存じのように、国産品さくらんぼは決して安い金額ではありませんが、
デリケートで上品な味は、海外物の比ではありません。

農家.comでの販売額は、デパートやスーパー、他の果樹園に比べ、
同じ容量で1,500円から2,000円お得になっております。

ご自宅でのご賞味、あるいは贈答品として、是非ご利用ください。

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[商品] (2)中小ソフト会社の冬の時代はしばらく続く
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さて、景気の底入れ期待が高まっていますが、中小ソフトウェア会社の
冬の時代はしばらく(2年くらい)続くでしょう。

その理由は、「新航海術の補足ブログ」の下記の記事を参照してください。

 [新航海術の補足ブログ]中小ソフト会社の冬の時代はしばらく続く
 http://www.gamou.jp/comment/2009/06/post-7525.html

冬の時代にあって、慶の戦略は次の3点です。

(A)まず既存のビジネスをしっかりと
(B)基幹系に食い込む
(C)自社サービスを立ち上げる

詳細は、「新航海術の補足ブログ」の下記の記事を参照してください。

 [新航海術の補足ブログ]冬の時代の慶の戦略
 http://www.gamou.jp/comment/2009/06/post-a6f0.html

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[商品] (3)農家.com自体の売上、そして、本業への良い影響
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農家.comは上記(C)にあたります。

農家.comという自社メディアを立ち上げるということには、
二つの目的があります。

第一に、当然、農家.comそのもので売上を上げることです。

第二に、本業(請負開発/研修)へ良い影響を与えることです。
これには次の二つの面があります。

・営業面:実績をアピールし、エンドユーザから小規模案件を
     直接受託する。

・技術面:エンドユーザからの小規模案件に最適な技術を社内に
     蓄積する。

この営業面では、広報の役割が重要になってきます。

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[商品] (4)他社から“一歩抜きん出る”ための中小企業広報術
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羅針盤21( http://r21.arrow.jp/ )で6月8日(月)に研修会があり、
その中のテーマの一つとして「広報」を取り上げました。

仕事不足の時代には、技術力だけでなく、アピールも重要であることを
学ぶことができる興味深いセミナーでした。

詳細は、「新航海術の補足ブログ」の下記の記事を参照してください。

 [新航海術の補足ブログ]
 他社から“一歩抜きん出る”ための中小企業広報術
 http://www.gamou.jp/comment/2009/06/220-2b8b.html

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June 04, 2009

助成金を活用して最先端技術者を育成する

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第219号  2009/6/4 『助成金を活用して最先端技術者を育成する』
  ▼  まえがき
  ▼  [商品] (1)技術者余りの時代に仕事を取るために
  ▼  [商品] (2)助成金を活用して最先端技術者を育成する
  ▼  [商品] (3)手間をかけて、助成金を取るためだけの研修(?)
  ▼  [商品] (4)数名のRails技術者を養成しておくこと
  ▼  [商品] (5)サービス内容


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  まえがき
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蒲生嘉達(がもうよしさと)です。

今回は弊社サービスのPR号です。


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[商品] (1)半歩先を行く技術者の育成が必須
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> (日銀の亀崎英敏審議委員は)
> 景気の現状については「悪化は続いている」としたが、「急な坂道を
> 転げ落ちるかのような状況にはブレーキがかかってきた」と述べた。
> 企業の生産や売上高が以前の水準に戻るには「相当時間がかかる」と指摘。
> 雇用・所得が悪化して「個人消費も一段と弱まる可能性がある」とも話し、
> 景気が回復に向かっても力強さには欠けるとの認識を示した。
>
> http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090603AT2C0300A03062009.html


「景気が回復に向かっても力強さには欠ける」ということは、
あとしばらく(2年くらい)は、開発予算の削減、技術者余りが続くと
いうことです。

中小ソフト会社が技術者余りの時代に仕事を取るためには、差別化
できる技術者、半歩先を行く技術者の育成が必須となります。

しかし、各社ともに経営状況が苦しいので、技術者を育成する予算を
捻出することが不可能になっています。



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[商品] (2)助成金を活用して最先端技術者を育成する
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そこで、株式会社慶は「助成金を活用して最先端技術者を育成する」
サービスをご提供いたします。

具体的には次のようなサービスです。

・中小企業緊急安定助成金受給のためのコンサルティングを行なう。
・Ruby on Rails の研修を行なう。(受講料は上記助成金の6割弱)


中小企業緊急安定助成金とは、中小企業が不況などで事業縮小などを
余儀なくされたとき、従業員を休業及び教育訓練させることで雇用を
維持した場合に国から賃金や教育訓練費に対する助成金が支給される
制度です。

この制度を利用すると、休業者一人につき最大1日7,730円の支給を
受けることができます。

しかも、休業期間中に教育訓練を受けるとさらに一人につき1日6,000円
(休業と合わせて13,730円)の支給を受けることができます。


詳細は厚生労働省の下記ページを参照してください。
http://www-bm.mhlw.go.jp/general/seido/josei/kyufukin/a01-2.html



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[商品] (3)手間をかけて、助成金を取るためだけの研修(?)
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中小企業緊急安定助成金(教育訓練)の届出を既に出されている企業、
あるいは現在計画中の企業も多いと思います。

それらの企業の多くは「外部研修」ではなく「事業所内訓練」を計画
されています。
受講料が必要ないからです。

しかし、事業所内訓練による助成金受給には、次の落とし穴があります。


第一に、届出書類、申請書類作成にかかる時間と手間が馬鹿になりません。
その理由については、「新航海術の補足ブログ」の下記の記事を参照
してください。

 [新航海術の補足ブログ]
 中小企業緊急安定助成金(事業所内訓練)で必要な書類
 http://www.gamou.jp/comment/2009/06/post-bcf3.html


第二に、社内講師の人件費がかかります。


第三に、教育訓練の内容が本当にスキルアップにつながるものではなく、
助成金を取るためだけのものになってしまいがちです。

つまり、社内にない技術を身につけるのではなく、既に社内にある技術を
伝播するだけの研修になってしまいがちなのです。



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[商品] (4)数名のRails技術者を養成しておくこと
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弊社がご提供する研修のテーマは Ruby on Rails です。

生産効率が圧倒的に高いフレームワークだからです。


例えば、楽天は「my Rakuten」をRuby on Railsでリニューアルした際、
「JavaやPHPを利用した従来の開発プロセスに比べ,工数を約3割削減
できた」と証言しています。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071219/289701/


弊社も自社サービスを立ち上げるときは、最近では、Java、PHPではなく、
Ruby on Rails を使用しています。

 例:農家ドットコム http://www.nou-ka.com/


今後のことを考え、御社の中で数名のRails技術者を養成しておくことは
けっして無駄にはなりません。


 [関連記事]
 第207号:Java技術者が時間を費やしていること
 [Blog版] http://www.gamou.jp/sailing/2008/07/java_25be.html
 [HP版] http://www.kei-it.com/sailing/207-080721.html



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[商品] (5)サービス内容
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弊社が提供する Ruby on Rails 研修サービスの概要は次のとおりです。

【助成金コンサルティング】

中小企業緊急安定助成金についてのコンサルティングを行ないます。
(原則として御社に届出・申請を行なっていただきますが、
社会保険労務士資格を有する弊社社員が有料で申請代行を行うことも
可能です。)


【技術研修】

・テーマ:Ruby on Rails によるWEBシステム開発
・期間:20日間(7月スタート)
・場所:弊社内

・コース:下記の二つのコースがあります。
  経験者コース(他の言語でWEBシステムを作成された経験のある方が対象)
  未経験者コース(WEBシステム作成経験のない方が対象)

守りを固めながら、攻めに転じませんか?

このサービスについてのお問合せは、koffice@kei-it.com まで。



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April 15, 2009

1990年のバブル崩壊と今回の不況の違い

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第218号  2009/4/15 『1990年のバブル崩壊と今回の不況の違い』
  ▼  まえがき
  ▼  [慶2.0] (1)健保組合の被保険者数が1年で3,800名減る
  ▼  [慶2.0] (2)仕事量の減少と下請け切り
  ▼  [慶2.0] (3)今回の方が閉塞感が漂っている
  ▼  [慶2.0] (4)慶の方針


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  まえがき
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蒲生嘉達(がもうよしさと)です。

大手SIerの状況について数字的根拠を持って説明した記事は、
ネットや雑誌でよく見かけます。

例:「SIerの通期見通しに下方修正相次ぐ 理由は金融危機とIT投資抑制」
 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090325/327173/?ST=solution


しかし、中小ソフト会社の状況について数字的根拠を持って説明した
記事は皆無だといっても過言ではありません。

経営数字を公開している上場企業と公開していない中小企業との
違いでしょう。

本日は中小ソフト会社の状況を示す生々しい数字から話を始めます。



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[慶2.0] (1)健保組合の被保険者数が1年で3,800名減る
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2月末、慶が加入している健康保険組合から「平成21年度事業計画
ならびに予算概況について」という資料が届きました。

そこには次のようなことが記されていました。

・平成20年度の被保険者数は192,600人だったが、平成21年度は
 188,800人に減ること(3,800名減)が予想される。

・ここ数年、着実に増えてきた被保険者数が前年割れとなるのは、
 バブル経済が崩壊した平成4年度以来である。

・報酬月額は、前年比1,100円減、賞与額(年間)は57,825円減と
 予想される。


この健康保険組合の加入事業所の大部分は中小ソフト会社です。

被保険者数が1年で3,800名減る・・・中小ソフト会社の窮状を示す
生々しく痛々しい数字です。


詳しくは、新航海術の補足ブログの下記の記事をご覧ください。

 「T健保の被保険者数が平成21年度は3,800名減る」
 http://www.gamou.jp/comment/2009/04/t213800-b116.html



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[慶2.0] (2)仕事量の減少と下請け切り
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上記「被保険者数が前年割れとなるのは、バブル経済が崩壊した
平成4年度以来」という言葉で分かるとおり、今回の不況はバブル
崩壊時に匹敵するダメージを中小ソフト会社に与えています。

今回の不況と1990年のバブル崩壊とは、次の点ではそっくりです。

・仕事の総量が激減した。
・大手SIerやメーカーは自社の社員の仕事量を確保するために、
 下請けを削減した。(いわば「下請け切り」)


但し、「下請け切り」については少し異なっている点もあります。

大手SIerは90年代に外注比率を大幅に増やしています。

そのため、「下請け切り」はバブル崩壊時と比較して、今回の方が
影響の範囲と階層が広がっています。


関連記事:
 第204号:ソフトウェア業はもともとは多重階層型でなかった
 [Blog] http://www.gamou.jp/sailing/2008/05/post_2eb8.html
 [HP] http://www.kei-it.com/sailing/204-080510.html

 [新航海術の補足]
 90年代に大手ソフトウェア会社の外注比率が激増した理由
 http://www.gamou.jp/comment/2008/06/206_8aac.html




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[慶2.0] (3)今回の方が閉塞感が漂っている
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また、1990年のバブル崩壊と今回の不況とは、次の点で異なっています。

(1)業種

バブル崩壊のときには、証券や銀行の仕事が激減しました。
しかし、流通、メーカーなどシステム開発が増えている業種もありました。

一方、今回は全業種の仕事が減っています。


(2)技術

バブル崩壊のときは、汎用機の仕事は減りましたが、オープン系の
仕事は逆に増えつつありました。
NetWare、WindowsNT、Oracle、VB、エンドユーザコンピューティング、
クライアント・サーバ、ダウンサイジング、スパイラル開発が当時の
新しい流れでした。

技術者はこぞってオープン系の技術を身につけようとしました。
そこで、技術者の移動が起きました。


一方、今回は、COBOLの仕事も、Cの仕事も、Javaの仕事も一様に
減っています。

つまり、技術者の移動が起きていないのです。
今いる場所で縮こまっている感じです。

そのため、私は、今回の方がソフト会社や技術者に閉塞感が漂って
いると思います。




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[慶2.0] (4)慶の方針
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慶は今回の不況に対し次の方針で臨んでいます。


(A)まず既存のビジネスをしっかりと

当たり前のことですが、既存顧客へのルート営業、地道な労務管理、
無駄な経費削減を徹底します。


(B)基幹系

基幹系ソリューションプロバイダとの緊密な関係を築きつつあります。
国際会計基準の導入によって基幹系の仕事は増えると予測しています。


(C)自社サービス

現在、5月カットオーバーに向けて自社サービスを開発中です。

そのビジネスプランは、東京都から 「中小企業新事業活動促進法に
基づく経営革新計画」の承認を受けました。(20産労商支第790号)


詳しくは、新航海術の補足ブログの下記の記事をご覧ください。

 「慶のビジネスプランが経営革新計画承認」
 http://www.gamou.jp/comment/2009/04/post-7d08.html




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[慶2.0] おまけ
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冒頭で、大手SIerの状況について説明した記事の例として、
下記のITProの記事をあげました。

 SIerの通期見通しに下方修正相次ぐ
 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090325/327173/?ST=solution

この記事について、新航海術の補足ブログでコメントしています。

 ITPro「SIerの通期見通しに下方修正相次ぐ」についてのコメント
 http://www.gamou.jp/comment/2009/04/itprosier-e264.html

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